「結婚相談所は男性が少ない」という話をよく耳にしますが、この情報は本当なのでしょうか?多くの女性が婚活を始める際に、このような噂を聞いて不安になることがあります。しかし、実際のデータを見ると、この「男性不足」という認識には大きな誤解が含まれていることが分かります。本記事では、結婚相談所の実際の男女比率、そして女性が感じる「男性不足」の本当の原因について、詳しく解説していきます。
結婚相談所の男女比は実はほぼ半々
結婚相談所における男性不足という話は、一部の条件では当てはまるものの、全体像としては誤解が混じっています。実際のところ、多くの大手結婚相談所連盟が公表する会員データを見ると、男女比はおおむね45~55%の範囲に収まることが一般的です。つまり、極端な男性不足ではなく、ほぼ半々の構成になっているのです。
日本結婚相談所連盟の登録会員数が10万人を突破し、20~30代の利用が増加傾向にあることも報告されています。若年層のアプリ経験者が結婚相談所に流入しており、人のサポートを求める動きが見られるなど、婚活市場全体が活性化しているのです。
さらに注目すべき点として、結婚相談所を運営する大手企業では、月間の成婚数が過去最高を更新し、年間成婚数も20,000組を突破するなど、実際に結婚に至るカップルが増えています。これは、男性が不足しているのではなく、むしろ出会いから成婚までをきめ細かくサポートする体制が整備されていることを示しています。
「男性不足」を感じる本当の理由
では、なぜ多くの女性が「男性が少ない」と感じるのでしょうか?その答えは、条件の集中と動き方にあることがほとんどです。
年齢層による競争率の違い
30代男性は「婚活に積極的な層」と「仕事優先の層」に二極化しており、検索上の人数と実際のアクティブ度に大きな差が出ます。つまり、プロフィールには登録されているものの、実際には活動していない男性も一定数存在するということです。このため、女性が検索した時に表示される男性の数と、実際に出会える男性の数には乖離が生じるのです。
人気条件への集中
年収500万円以上の男性を希望する女性は多いのですが、実際には年収500万円以上の男性は全体の2割程度に過ぎません。つまり、多くの女性が同じ条件の男性に集中してしまうため、相対的に「男性が足りない」と感じるわけです。これは男性不足ではなく、人気条件への女性の集中が原因なのです。
同様に、年齢や身長、職業など、特定の条件に人気が集中することで、その条件の男性は多くの申し込みを受け、その他の条件の男性は申し込みが少ないという状況が生まれます。
表示の偏りと検索設計
結婚相談所のシステムでは、検索や紹介の設計によって、表示される男性の数が大きく変わることがあります。女性が設定した条件が厳しすぎたり、検索方法が効率的でなかったりすると、実際には存在する男性会員が表示されないこともあります。
婚活市場全体の課題:本当の問題は何か
結婚相談所の男性不足は嘘ですが、日本の婚活市場全体には別の課題が存在します。それは、若者の恋愛離れと結婚意欲の低下です。
20代男性の7割超が恋人を持たない現実
20代~30代の未婚男女における「現在恋人がいない」割合は極めて高い水準にあります。特に20代男性では72.5%が恋人を持たず、20代女性でも64.2%に恋人がいません。さらに特筆すべきは、20代男性の約半数(46.0%)が「交際経験自体がない」という事実です。つまり、恋愛の初期段階でつまずいている層が一定数存在するのです。
この状況は、単なる「男性不足」ではなく、若者全体が恋愛や結婚に対して慎重になっている、あるいは優先順位を下げているということを示しています。
晩婚化と未婚率の上昇
日本では、男性の平均初婚年齢が約31.1歳、女性が約29~30歳となっており、2020年代には20代後半~30代前半が結婚の主流になっています。しかし、より重要な問題は、結婚する人の年齢が上がったことより、結婚しない人が増えたことです。
実際、日本では50歳時点の未婚率が男性で約28%、女性で約18%という水準に達しており、ほぼ5人に1人以上が生涯未婚という現実があります。2030年には男性の生涯未婚率が約3割に達すると予測されており、この傾向は今後も続く見込みです。
経済的課題が婚活に与える影響
婚活市場における課題の背景には、経済的な問題も大きく関わっています。物価高・インフレが続く中で、日々の生活に余裕のない若者が増えており、これが結婚意欲の低下につながっています。
政府は「賃上げ」を掲げていますが、一部の大企業を除けば、賃上げされたとしても物価上昇を上回る水準には達しておらず、実質賃金ベースでは「手取りが増えていない」という状況が続いています。このような経済的な不安定さが、若者の結婚決断を遅らせる要因となっているのです。
さらに、人口ボリューム層である中間層の若者の婚姻減が特に顕著であり、この傾向はここ10~15年で急激に進んだ現象です。つまり、結婚相談所の男性不足ではなく、そもそも結婚市場全体の規模が縮小しているという、より深刻な問題が存在するのです。
女性が婚活で成功するための戦略
結婚相談所の男性不足が嘘であることが分かったら、次は女性がどのように婚活を進めるべきかが重要です。以下のポイントを押さえることで、出会いの確率を大きく高めることができます。
条件の優先順位を明確にする
年収や身長、職業など、すべての条件を満たす男性を探すのではなく、本当に譲れない条件を3~5個に絞ることが重要です。条件を絞ることで、検索対象が広がり、実際に出会える男性の数が増えます。
プロフィールの伝え方を工夫する
結婚相談所では、プロフィールの質が出会いの確率に大きく影響します。自分の魅力を効果的に伝え、相手に好印象を与えるプロフィール作成が重要です。
申し込み先の分散
人気条件の男性に集中するのではなく、複数の男性に申し込みを行うことで、出会いの機会を増やすことができます。条件が完璧でなくても、相性の良い相手が見つかる可能性は十分にあります。
検索や紹介の設計を最適化する
結婚相談所のシステムを効果的に活用することで、より多くの男性会員にアクセスできます。相談所のスタッフに相談し、自分に合った検索方法や紹介方法を工夫することが大切です。
結婚相談所の利用が増加している理由
若年層のアプリ経験者が結婚相談所に流入しており、人のサポートを求める動きが見られます。これは、結婚相談所が単なる「出会いの場」ではなく、成婚までをきめ細かくサポートするサービスとして認識されるようになったことを示しています。
実際、結婚相談所では、プラットフォーム機能の拡充やデータ分析に基づくマッチング精度の向上、AIを活用した成婚支援の強化など、積極的な取り組みが進められています。これにより、出会いから成婚へと進むケースが着実に増加しており、結婚相談所の有効性が実証されているのです。
少子化問題と婚活の関係
日本が直面する少子化問題は、実は「子どもが生まれない問題」ではなく、「結婚が作られない問題」です。結婚した夫婦の9割は第一子を生んでおり、結婚した夫婦1組あたりが産む子どもの数も大きくは変わっていません。つまり、少子化の本質は、そもそもの母数となる婚姻数が減り続けていることなのです。
2025年の出生数は約66.5万人と、統計開始以来の最少記録を更新する見込みであり、婚姻件数は48.5万組と、2023年以降50万組を下回る水準で推移しています。このような状況の中で、結婚支援の重要性がますます高まっているのです。
まとめ
「結婚相談所は男性不足」という噂は、実は大きな誤解です。多くの大手結婚相談所連盟の会員構成は、男女比がおおむね45~55%の範囲に収まっており、極端な男性不足ではありません。女性が感じる「男性不足」は、実際には人気条件への集中、年齢層による活動度の差、検索設計の問題など、複数の要因が組み合わさって生じているものなのです。
日本の婚活市場が直面する本当の課題は、男性不足ではなく、若者全体の恋愛離れ、結婚意欲の低下、そして経済的な不安定さです。しかし、結婚相談所の利用が増加し、成婚数が過去最高を更新するなど、適切なサポートを受けることで、多くの人が結婚に至っていることも事実です。女性が婚活で成功するためには、条件の優先順位を明確にし、効果的な検索方法を活用し、複数の相手に積極的にアプローチすることが重要です。
婚活の「男性不足」は嘘だった?結婚相談所データが示す真実と女性の対策をまとめました
結婚相談所における男性不足という認識は、データに基づくと大きな誤解であることが明らかになっています。実際の男女比率はほぼ半々であり、女性が感じる「男性不足」は、条件の集中や検索方法の問題から生じているものです。結婚相談所の利用者数は増加し、成婚数も過去最高を更新するなど、適切なサポートを受けることで、多くの人が結婚に至っています。婚活を成功させるためには、正確な情報に基づいて、戦略的にアプローチすることが重要です。結婚相談所は、男性不足ではなく、むしろ出会いから成婚までをきめ細かくサポートする、有効な婚活手段として機能しているのです。















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